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人間ドックとは、その概要と主な目的



人間ドックは、昭和29年(1954年)にはじめて実施されました。

船の修理・検査用施設の"doc"にちなみ、「船と同じく、人間の身体も精密検査が必要」とのイメージから、メディアで使用されたのきっかけに定着した呼称といわれています。

人間ドックにおいては、さまざまな角度から検査を実施し、その検査データをもとに医師のアドバイスを受けることが基本となります。

健康診断とどう違うのか?と思われる方も多いでしょう。


人間ドック 生活習慣病

 

労働安全衛生法にもとづいて会社に義務づけられている、費用が会社負担となる年一回の定期健診事業所法定健診)、そして自営業の方などが受診する地方自治体の健康診断においては、検査項目が定型的に限定されていることから、自分が気にしている項目を特にチェックする、ということは難しくなっています。


その点、人間ドックは、健康診断よりは検査項目もかなり多くなり、自分の調べたい項目を選択して検査できるため、自分がより詳しく知りたいと思う部位について、詳細な検査を行うことができます。ここが健康診断と違うところです。


たとえばタバコを吸う方でしたら、「喀痰検査」や「胸部CT検査」、高齢者の方でしたら「骨粗しょう症検査」、女性の方でしたら「乳がん・子宮がん検査」など、オプションとして検査項目に追加することによって、より精密な検査を受けることができるわけです。


現在の日本人の三大死因は、「がん」「心臓病」「脳卒中」となっていますが、これらの病気はいずれも生活習慣病に起因する割合が大きいといわれています。


総じて検査項目が細かく、また多岐に渡って検査が行われることから、人間ドックを受診することにより、がんなどの病気の早期発見にもつながりやすくなると言われています。

 

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健康診断の目的は「未病の発見」であり、人間ドックの目的は「異常の発見」にある、といわれるゆえんでもあります。


そしてもちろんこの場合人間ドックが異常を発見する前提として、「未病の発見」も含んでいることは、言うまでもありません。


公益社団法人 日本人間ドック学会の全国調査によると、2010年現在の人間ドック受診者数は308万人

1984年の調査開始以来、人間ドックの受診者数は7倍強も増加したとのことです。


男女別では男性の受診者が約190万人、女性の受診者は約120万人

年代別では50~59歳の受診者が最多(97.5万人)となり、39歳以下が最小(48.2万人)となっています。

また「1日ドックの利用者」が全体の9割強を占めており、残りが「2日ドックの利用者」となっています。


検査項目別の成績に関しては、検査結果が「異常なし」とされた受診者は、全体のたった8.4%に過ぎず、人間ドック受診者の実に91.6%が「なんらかの異常を認めた」とのことです。


2010年人間ドックの現況(一般社団法人 日本健康倶楽部)


異常の内訳としては、男性は「肥満」が32.9%ともっとも高く、続いて「高コレステロール」「肝機能異常」となりました。

一方で女性は「高コレステロール」が26.7%ともっとも高く、次いで「食道・胃・十二指腸潰瘍」「肥満」という結果になっています。


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