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人間ドック、受診のポイントと、生活習慣病予防への活かし方(2)



人間ドック、受診のポイントと、生活習慣病予防への活かし方(1) からの続きです。

高齢者の方などは、健診人間ドックでの検査結果にまったく異常がないほうがむしろまれであり、その異常とされる症状とずっと付き合っていかなくてはならないため、それならばいっそ知らないほうがマシ...という気持ちにさえなってくるのも、無理からぬものがあります。


ちなみに健診人間ドックの未受診者に、異常の頻度が高くなる傾向があるといわれています。


しかし、これを逆からみて、「人間ドックを受けたから安心」「検査結果に異常がなかったから、健康でこれからもまったく問題がない」ということにはなりません。



これらの検査で判明するのは、受診者のある一時期の状態を測って判定した「一時点の定点観測の結果」にすぎないからです。


特に、検査結果の良好さにあぐらをかいて、喫煙や飲酒、運動不足などの生活習慣の改善をはからないままに歳月を過ごすことは、「未病の発見」どころか「未病の温存」になってしまいます。

 

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ちなみに2014年4月、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会によって「血液検査の新基準値案」が発表されています。いくつかの検査項目で「正常」とされる基準範囲の変更が、近い将来行われそうです(人間ドック 新基準値のポイントと注意点 ご参照)。


生活習慣病は自覚症状が無いものが大半ですので、普段の生活に支障がないままに病状を温存してしまい、早期発見のチャンスを逃すケースも多いわけです。


大切なのは、人間ドックで判明した定点観測的な現時点の検査結果を踏まえ、その後の人生を健康的に過ごすために、食事や睡眠、飲酒・喫煙や職場環境といった様々な観点から、生活習慣をどう規律していくかについての意識を、たかく持ち続けるようにすることです。



そのためには定点観測の指標となる検査項目を統一しておくのが望ましく、一度受けた人間ドックの検査項目を、半年・一年などの一定期間ごとに、継続的にフォローしていくのが理想的です。


ただし、費用もかかることですので、受診間隔をどれくらいにするか、また健康診断との組み合わせも考えて、まずは自分の状況に照らし合わせた大まかな方針を持っておくのがよいでしょう。


そのうえで、生活習慣の改善に対するモチベーションを、普段の生活において維持するように心がけることこそが、健康維持のための最短距離となるでしょう。


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